里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

雨続きの中無理を承知のナバナ類「寒咲花菜」と「アスパラ菜」の種播き

全国各地豪雨に見舞われていますが、当地も雨続き。田んぼも畑も乾く間がありません。
そんな中、無理を承知で強引にナバナ類の「寒咲花菜」と「アスパラ菜」の種播きをしました。
予定より1週間以上遅れています。昨年も遅かったのですが、それよりも遅い。
畑をロータリー耕耘するタイミングを待っていたものの駄目でした。数日前僅かに乾いた時にやった方が良かったかもしれません。もう後の祭り。
全面に苦土石灰、畝の位置に緩効性肥料を帯状散布し、ロータリー耕耘してから20日以上経ってしまったので、雑草が出てきました。
元肥も大分流れてしまったかもしれませんが、それは追肥で補うとして、種播き前にロータリー耕耘しないと雑草で苦労しそう。
しかし、とても無理なので管理機で耕耘を兼ねつつ畝立てすることにしました。
帯状全層施肥した中央位置に目印線を付けます。

逆転ローターで往復しながらの畝立てですが、酷い泥こね状態。

畝間は80㎝。5畝作ります。

多少なりともまともなかまぼこ形の畝になるように鍬で均しました。

小さなドリンク瓶で播き穴を付けます。

株間は30㎝弱とやや狭くしました。土が濡れているのが分かります。
まずは「寒咲花菜」を3畝。
種は何社からか出ています。これは(株)トーホクのもの。

「寒咲花菜」は京都伏見の在来寒咲きナタネの一種と言われます。品種改良されていると思われ当地のような寒冷地でも作れます。
種はごく小さく、播き穴に指で一摘まみ7、8粒。

単価も安いので発芽不良を見込み多めに播きます。
さすがに覆土はこの土ではあまりに酷いので市販の培土にしました。

次に「アスパラ菜」を2畝。
「アスパラ菜」は通称で、そもそもはサカタのタネの「オータムポエム」が発祥。
中国野菜の菜心と紅菜苔を交配して作られたとされます。かつては我が家でも菜心と紅菜苔を作りました。
これは(株)トーホクのもの。

種は「寒咲花菜」と酷似しています。
播き方は「寒咲花菜」と同様です。
右3畝が「寒咲花菜」、左2畝が「アスパラ菜」。

これ以上遅らせたくないことから強引な種播きになってしまいました。育苗して作るのが本道です。
ナバナ類は我が家郎党に人気なのでうまく発芽してくれるよう神頼みと言ったところ。

ピーマンは樹勢旺盛で「ふところ枝」をさらに整理し誘引支柱を上げる

ピーマンは6月末から1番果を穫り始めたのでほぼ3ヶ月。
7月半ばくらいから3番果を穫り始めて収穫最盛期入り、雨続きで一時滞ったものの殆ど変わりなく穫れ続けています。

品種は「京みどり」。
樹勢は極めて旺盛。
9月早々に「ふところ枝」をがっちりと整理しました。

kazmelon.hatenablog.com

そのため果数も調整されたせいか肥大も良く、果実がよく見えるので穫り残しもありません。

「ふところ枝」とは株の内側に向かって伸びている枝のことです。
ピーマンは花芽が着くごとに2本に分枝するため放任すれば大変です。仮に一度も整理しなければ今頃はジャングル状態になっています。
果数が極端に多くなり競合して一つ一つの果実肥大が疎くなります。穫り残しも多くなり小さいうちに赤くなるものも出てしまいます。
今回も少し整理します。
株を上からのぞき込み混み具合を確認します。

中心部が透けて見えるように枝を間引きます。

前回思い切って整理したので今回はこの程度。

「ふところ枝」の整理が終わりました。

このくらいの整理なので、前回からは半減しました。

しかし、過去年と比べれば今年ははっきりと「ふところ枝」を強く整理しました。
これで光線が中まで入り無駄な果実がなくなって肥大が良くなり、見逃しもなくなると思います。
次に誘引支柱を上げます。
誘引は中央の1本の支柱と廃材を利用した横パイプを上げていく簡易な方法で行っています。

横パイプに枝が密着すると、誘引止めしなくとも枝は殆ど動きません。
横パイプはフックバンドで止めていますが、完全には止めていないので下から軽く叩くだけで容易に上げることが出来ます。

今回も20㎝くらい上げました。

反対側の横パイプも同様に上げます。

全ての支柱が上がりました。枝が立ち、歩きやすく収穫もしやすくなりました。
これで誘引支柱上げは4度目ですが、あと2回くらい上げる余裕がありそうです。
日照不足の影響を感じさせずよく穫れており品質も良い。

水分豊富のせいか昨年のような尻腐れは殆ど出ず、オオタバコガの被害もありません。
今年は後作のために打ち切る必要がないので遅くまで持ってくれることを期待したい。

水墨画「栗」

本画仙 色紙

 

秋は実りの季節です。
木の実ではやはり栗でしょうか。
我が家でもこの時期は栗拾いが年中行事のようになっていました。
実は中粒ながら甘味が強くホクホクの美味しい栗です。
その栗を期待して待ってくれている方もいるので、豊作ならなおさら嬉しいもの。
それが、今年は1個も穫れません。
6月、花盛りの頃と様子も見に行きびっくりです。葉が全くなくなり丸坊主。
すぐにクスサンと分かりました。昨年、晩生の栗に少し発生しており、近隣の方からは栗の木が丸坊主にされたと聞いていたからです。
しかし、現実にこれほどとは衝撃を受けました。そしてクスサンの姿がこれまた凄い。遠目にも分かるほどでかいのです。
これでは栗が成るわけはありません。期待して待っている方には早めに今年は皆無ですと伝えました。
それでも今は新しい葉が大分芽吹いてきました。この後、どうなっていくのかは想像できません。
3粒入りのイガグリを描いてみました。
   

トウモロコシ 実は穫れずとも茎葉をすき込み土作り

トウモロコシは例年2回に播いていますが、1回目のトウモロコシが不調で半分ほどを播き直し。変則な3回の種播きとなりました。3回目がメインのお盆用です。
その後の生育は概ね順調だったものの収穫を前に害獣の襲撃で無残な姿に。

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お盆用に僅かばかり確保しただけで人間の口には殆ど入らず害獣のエサとなりました。

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食い散らかされたものは間もなく片付けましたが、残された茎葉は放置したままでした。

我が家では、茎葉は土作りに活用します。有用な有機物だからです。
しかし、このような状況になるとやる気が起きないのが人情というもの。
それでも何れ片付けなければなりません。重い腰を上げようとしたところ雨続き。
なかなか機械が畑に入れる状態になりません。
ようやく入れるようになった頃にはすっかり枯れ上がってしまいました。

その気にさえなれば我が家のやり方は簡単です。
トウモロコシの残渣は外に持ち出すのではなく畑にそのまますき込みます。
この畑は暫く休ませるので、その間に腐らせます。しかし、早いほど良いのはもちろんです。
すでにマルチは取り除いてあるので茎を30㎝くらいに切り刻みます。
立ったままのトウモロコシも害獣に倒されたトウモロコシもそのまま刈り払い機で刻んでしまいます。

長いまま機械で倒しすき込むことも可能ですが、やはり腐るまでには時間が掛かります。
刈り払い機を使えば数本纏めて刻むことが出来るので、短時間で終わります。

害獣の食い残しのトウモロコシ。

濃厚な有機肥料。かまわずすき込みます。
ロータリーを深く設定し、最低速度でゆっくり耕耘します。

やはり水分は多い。それでもすぐ何かに利用するわけではないので支障はありません。

一通りの耕耘では駄目です。土とよく混じるよう重複して耕耘します。

最後に仕上げの耕耘をすれば終了です。
何時もに比べれば混じり具合がイマイチながら、この後も雑草の生えてくるのを見ながら除草を兼ね繰り返し耕耘し土に馴染ませます。
マルチの畝なので肥料分がかなり残っており、すき込まれた茎葉は窒素分を吸収しながら腐っていきます。
肝心の実は口に入らなかったトウモロコシも残った茎葉は強粘土質土壌の改良に役立ってくれるでしょう。 

ナスは切り戻し剪定で高さを抑えつつ誘引支柱を上げ収穫は続く

ナスは穫り始めてほぼ3ヵ月。雨続きの天候ですが収穫は続いています。
品種は中長なすの「くろべえ」。
仕立て方はごく普通の3本仕立て。更新剪定もせず休みなしで働かせます。

さすがに葉が黄化してきた株があり、全体的に樹勢が低下してきたようです。
それでも枝が伸び通路に枝が垂れ歩くのに支障を来してきました。

整枝は簡易な「ふところ枝」の整理を行ってきました。
「ふところ枝」とは、株の内側に向かって伸びた枝のこと。
中心部を覗いてみると「ふところ枝」として整理する必要はなくなってきました。

しかし、枝を放置し、そのまま伸ばせば支柱だけで支えるのは難しいと判断し、切り戻し剪定を加えた整枝を行っています。
これは過去にも経験済みで、それなりの効果を上げてきました。
この枝は何日か前に切り戻しをしたもので、高さが抑えられ、わき芽が伸び樹勢は維持されています。

この後、このように収穫が終わった後はさらに切り戻します。

切り戻しました。

本来なら収穫時に同時に行うべきものです。変わってわき芽が伸び果実が成ります。
これで草丈が抑えられながら収穫が続くわけです。
但し、昨年から見ると樹勢は落ちています。これからは気温も下がってくるので新たなわき芽の切り戻しは控えます。
誘引は、中央の1本の支柱と畝の両側に設けた横パイプを上げていく簡易な方法で行っています。

横パイプに枝が密着すると誘引止めしなくても殆ど動きません。
横パイプは縦支柱にフックバンドで止めています。
フックバンドは完全には止めていないので、下から軽く叩くだけで楽に上がります。

今回は20数㎝上げました。

フックバンドは完全には止めなくとも最後まで問題なく持っています。
反対側の横パイプも上げます。

別の畝の横パイプも上げ全ての支柱が上がりました。

誘引支柱上げに加え切り戻し剪定で高さも抑えられ通路もよく見えるようになりました。

但し、誘引支柱を上げる余裕はあと1回。その後は誘引止めも必要になるかもしれません。
不良天候下でも思いのほか収穫は順調です。

バカ穫れもしない代わり安定して穫れています。品質も変わらず良好です。