里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画:菜果

菜果の水墨・墨彩画第2集

菜果の水墨・墨彩画第2集をフォトチャンネルにまとめました(表紙パプリカ)。菜果の水墨・墨彩画第2集 これまで、野菜や果物に加え山菜やキノコなどの水墨・墨彩画100枚を菜果の水墨・墨彩画集に纏めています。フォトチャンネルの制限枚数は100枚と…

水墨画「胡瓜」

本画仙 色紙 夏場の野菜としてトマト、ナスと描いてきたので、やはりキュウリを描かなければならないでしょう。水墨で描く場合は、普通はもっと特徴的に描かれることが多いのですが、敢えて実物に近い形でシンプルに描いてみました。自家菜園をやられている…

水墨画「茄子」(中長なす)

本画仙 色紙 今年は気温が異常に高く生長が早まり、我が家のナスもたちまち最盛期を迎えています。我が家で作っているナスは渡辺採種場の「くろべえ」と言う中長なすの品種です。ナスは野菜の中では最も多く水墨で描かれるものの一つと言えるでしょう。普通…

水墨画「ミディトマト」(Mr.浅野のけっさく)

本画仙 色紙ミディトマトを水墨で描いてみました。我が家ではメインの大玉トマトがまだ穫れていません。穫れているのは番外で作っているミディトマト。ミディトマトと言うのは通称、一般名は中玉トマトです。文字通り大玉トマトと小玉(ミニ)トマトの中間の…

墨彩画「大麦」

画仙紙 半切1/3 6月になると一度は描いてみたくなる画題が大麦です。正確には6条大麦。幼少の頃は、我が家でも大麦を作っていました。穂は6列に規則正しく並んでおり、その一粒一粒から長い芒(ノゲ)が伸びています。その姿に憧れにも似た男性的な力…

水墨画「苺」

本画仙 色紙以前にも書きましたが、イチゴの旬はいつと言うべきでしょう?。自然栽培で一番美味しく食べられる収穫のピークに向かう頃とするなら、当地では正に今です。関東以西なら5月と言うことになるでしょうか。ところが、この時期自然の露地栽培のイチ…

水墨画「人参とほうれん草」

本画仙紙 色紙ニンジンとホウレンソウの組み合わせで水墨画を描いてみました。健康を保つ上で欠かせないとされる野菜の中でも取り分け重要とされる緑黄色野菜。その中でもニンジンとホウレンソウは連想される品目の最上位にランクされるかもしれません。この…

水墨画「凍み豆腐」

画仙紙 半切1/3 今日は二十四節気の第24大寒。正に一年で最も寒さの厳しくなる時期で、今年はその通りになっているようです。異常な暖冬だった昨年は大寒とは思えないような陽気だったと記憶しています。それと比べてしまうので今季はいかにも厳冬の感…

水墨画「林檎」

本画仙 色紙 リンゴの贈答品を頂いたので水墨で描いてみました。我が家ではリンゴを作っていませんが、当地域にもりんご園はあり、見る機会はあります。近年は様々な品種が出回っているもののこの時期の贈答となるとやはり「ふじ」。したがって、モチーフは…

水墨画「聖護院蕪」(ダイコンとカブの違い)

本画仙 色紙 カブの美味しい季節になりました。カブの一種に京野菜として知られる聖護院蕪があります。この大カブの聖護院蕪を水墨で描いてみました。この聖護院蕪を原料として京都の代表的な漬物千枚漬けが作られます。大分昔のことになりますが、小生は大…

水墨画「椎茸」

椎茸を水墨で描きました。モチーフは我が家の原木椎茸。今年はなかなか出てこず晩秋も冬間近になって穫れるようになりました。湿気を好むシイタケにとって今年の日照りは厳しかったようです。消費者の方はシイタケがどのようにして作られるのかどの程度分か…

水墨画「里芋と薩摩芋」

本画仙 色紙 今年の我が家のサトイモは日照りの影響をまともに受け大不作。小生不在時に助っ人がみな掘り取ってくれました。同時にサツマイモの掘り取りも終えていました。よって小生は今年は芋の掘り取りに手汚さずです。いつの間にやらサトイモとサツマイ…

水墨画「洋梨」

本画仙 色紙洋梨を頂いたので描いてみました。今や洋梨の代名詞のようになっている「ラ・フランス」ですが、決して見栄えが良いとは言えません。色や形も不揃いです。画になる果物とは言いがたい。しかし、味のある姿をしています。食してみれば甘く、舌触り…

水墨画「甘柿」

本画仙 色紙 我が家のメインの甘柿「五十匁(ごじゅうめ)」をモチーフに水墨で描いてみました。画になれば甘柿か渋柿かは容易に分るものではありませんが、敢えて画題名を甘柿としました。と言うのも柿の形がつるっとした円形や球形ではなく、現物に近い姿…

水墨画「黒葡萄と青葡萄」

大きく立派なブドウを頂きました。人気の「シャインマスカット」。大ブームで社会現象化しています。誠にもって甘くて美味しい。そして、大粒で種なし、皮ごと食べられるわけですから人気が出るのも当然でしょう。かつて大粒のブドウでブームを巻き起こした…

水墨画「キュウリとトマト」(昭和のキュウリ・平成のトマト)

本画仙 色紙夏秋野菜の代表と言えばまずはキュウリとトマト。青果物卸売市場には年間途切れることなく出荷され、果菜類の双璧と言って良いでしょう。記憶も曖昧で、正確には調べていないので確信を持っては言えないことではありますが。昭和の時代(40年代以…

水墨画「パプリカ」

本画仙 色紙 台風10号が大きな爪跡を残し進んでいます。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。これ以上被害が拡大しないことを願うばかりです。当地は時折雨は降っていますが、大雨とかにはなっていません。今、パプリカが穫れています。パプリカ…

水墨画「とうもろこし」

本画仙 色紙 我が家ではトウモロコシを2回に播いています。1回目は7月下旬に穫り、2回目がお盆用です。今年は気温が高く何れも想定よりかなり早まりました。メインはお盆用です。昔から人が多く寄るお盆に食べられるように作ってきたものでした。昨年も…

水墨画「ブルーベリー」

本画仙 色紙 当地、今年は空梅雨で連日暑く、ブルーベリーの甘酸っぱい味がひときわ心地よく感じられます。ハイブッシュ種は重なるように成り、枝がしなって垂れ下がります。全て生食なので完熟したものだけを穫るのですが、見分けるのはすこぶる容易。未熟…

水墨画「そら豆と絹さや」

本画仙 色紙 我が家で5月から6月にかけ楽しめる豆類と言えばソラマメとサヤエンドウ。しかし、ともに同じ食卓に上る期間は長いわけではありません。5月末から半月くらいのものでしょう。穫ったばかりのソラマメとサヤエンドウを並べて描いてみました。と…

水墨画「さやえんどう」

本画仙 色紙サヤエンドウは少々思い入れのある野菜で、5月から6月にかけ心ゆくまで味わうことが大きな楽しみです。水墨画でも何度か描いています。水墨画の題材になる野菜は多いもののサヤエンドウを取り上げる方は稀でしょう。サヤエンドウの実は大概の方…

水墨画「筍と椎茸」

本画仙 色紙 5月には孟宗竹の林からタケノコが採れます。 今年は例年より1週間ほど早く、いわゆる表年のようでよく採れました。ピークは4月末から5月上旬でした。まだ出てはいますが味が落ちるのでもう採ってはいません。竹からはすべからくタケノコが出…

水墨画「土筆と蕗の薹」

本画仙 色紙 今、至る所に沢山の土筆(つくし)が出ています。如何にも可愛いその姿は里山の春の風物詩とも言えますが、その実体はスギナ。スギナは地下茎が発達しているため、その子供たる胞子茎の土筆が密生するほどに発生します。スギナとなればこれは雑…

水墨画「大根と人参」

本画仙 色紙 根菜の代表と言えば何と言っても大根と人参。一緒に水墨で描いてみました。当地では厳寒期に確実に利用できるよう土中に埋め込み冬囲いするのが一般的です。我が家で実際に掘り出すのは2、3月になることが多いのですが、やはり冬囲いは不可欠…

水墨画「凍り豆腐」

画仙紙半切 1/3 一昨日は大寒でした。それにも拘わらず気温が高い。南岸低気圧が北上した昨日、もし気温が低く雪になっていたら10年に一度のドカ雪になっていたでしょう。昔々はずっと寒かった気がします。最も寒いこの時期、我が家では凍み豆腐を作っ…

墨彩画「柚子」

画仙紙 半切1/3 ユズを頂いたので墨彩画で描いてみました。実にはごく小さなくぼみがありお尻にも特徴があります。葉は長めで肉厚、光沢があります。そして、鋭いとげ。収穫するには邪魔な存在かもしれません少々単調な画になってしまいました。一工夫足…

水墨画「石榴」

画仙紙 半切1/3 我が家の庭の主とも言える古木のザクロ。子供の頃には沢山成り、木によじ登り採ったものです。ザクロの実は非常に酸っぱいですが、完全に熟すと甘味も十分。ものがない時代、ムシャムシャとかじっては種の部分をペッと吐き出す。よくやっ…

水墨画「蜂屋柿」

本画仙 色紙 干し柿に用いられる代表的な品種「蜂屋柿」。当地で干し柿にされるのも殆どが「蜂屋柿」です。昔から当地の通称は「とやま(富山?)」。謂われは定かでありません。しかし、少し調べてみると富山から伝わってきたのではないかと言う推論が成り…

水墨画「葡萄」

麻紙 F10 秋は果物の季節でもあります。ブドウは水墨画で描かれることが最も多い果物と言えるかもしれません。小生も何度か描き、これは額装して部屋に飾って置いたものです。大分古くなったので取り外すことにしました。このタイミングで記録に留めます。…

水墨画「ピーマン」

本画仙 色紙 夏の野菜も次第に少なくなってきました。多分最後まで残るのがピーマンだと思います。品種はしばらく前から作っている「京みどり」。この品種は形が縦長でスマートな中型のタイプです。果肉がやや薄く、穫り始めは特に軟らかなのが特徴です。次…