水墨画:風景他
画仙紙 半切1/3 この度ブログを移転して参りました。よろしくお願い申し上げます。 大阪・関西万博も黒字化に必要なチケットの販売枚数の目安に到達したらしく取り敢えず一息と言ったところでしょうか。 もちろん小生が行くことはありません。小生にとっ…
画仙紙 半切1/3 猊鼻(げいび)渓は岩手県南の一関市にある渓谷。合併して一関市になりましたが以前は東山町でした。訪れたのは一昨年の紅葉時。我が家からは東北自動車道を利用すれば日帰りの楽勝コースながら訪れたのは2度目か3度目で記憶は曖昧。船…
画仙紙 半切1/38年ほど前、九州を旅した折り高千穂を訪れました。もちろん初めてです。高千穂と言う言葉にはそれだけで神秘的な響きがあるようです。神話の舞台で天照大神が隠れた天岩戸があると伝えられ、天岩戸神社も訪ねました。なるほどと言った雰囲…
画仙紙 半切1/3 四国を訪れたのは2016年でした。記憶も定かでないので改めて確認してみました。急ぎ足ながら4県とも回りましたが、一番に目指したのは秘境の呼び声高かった徳島県三好市の祖谷(いや)。一帯は平家の落人による隠れ里との伝承があり、山…
画仙紙 半切1/3 2019年10月、台風19号の被害に目をつぶりささやかな旅を決行。信州から甲州に足を伸ばしました。甲府市には仕事がらみで行ったことはあるのですが、その時は観光は出来ずじまい。一度は訪ねたいと思っていたのが昇仙峡。絵になり…
画仙紙 半切1/3 数年前まで年一、二度、数日以内のささやかな国内旅行をしていました。格好付けて言えば水墨画の画題を求める旅と言ったところですが、コロナ禍以来休止状態です。しかし、何年何月どこに行ったかというのは写真の記録を見ない限り正確に…
画仙紙 半切1/3 三陸海岸とは、宮城県東部の石巻市から青森県南東部の八戸市に至る数100㎞に及ぶ海岸です。そして三陸とは、かつての呼称、南から陸前、陸中、陸奥に由来します。以前は、陸中海岸として国立公園に指定されていましたが、東日本大震災…
画仙紙 半切1/3 険しい柱状節理の岩壁がそそり立つ福井県の名勝「東尋坊」。一方で、事件や自殺の名所、サスペンス小説や映画、ドラマの舞台としても知られます。この度の能登半島地震でこちらまで影響がなかったようなら幸いですが。その昔、悪行を重ね…
画仙紙 半切1/3 大きな被害をもたらした能登半島地震。改めてお亡くなりになった方々に哀悼の誠を捧げますとともに被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。能登を訪ねたのは10年程前になります。3度目だったでしょうか。輪島では朝市はすでに終…
画仙紙 半切1/3 7月山形を訪れた帰路、絶好の条件で「蔵王の御釜」を見ることができました。当地方では蔵王は蔵王山(ざおうざん)と呼ばれることが多いのですが、蔵王山と言う単独峰はありません。北東の山形県側から南西の宮城県側に多くの峰々が連な…
画仙紙 半切1/3 数年前、南紀を旅し、熊野三山をお参りしました。その一つが那智大社です。すぐ側に落差が日本一とされる那智の滝があります。滝は豪快と言うより優雅といった表現が合いそうです。50年ほど前に訪ねた時は水量が少なくなっていましたが…
画仙紙 半切1/3 数年前、南紀を旅した折りに訪ねた潮岬を水墨画で描いてみました。潮岬には過日投稿した「天空の千枚田」のモチーフ丸山千枚田の前日に訪れました。この時の旅の一番の目的は水墨の題材をストックすることでした。JRで三重の松坂まで行き…
画仙紙 半切1/3 数年前に南紀を旅した折り、丸山千枚田を訪ねました。今改めて顧みて、現地での性能の悪いスマホからの投稿だったため、その時の感動を十分に記していないようです。過日、拓さんのブログを拝見し、当時の感動を呼び起こして頂きました。…
画仙紙 半切1/3 怒濤の波しぶきを上げる犬吠埼を描いてみました。激しい波しぶきを表現するため、ドーサ液を利用しました。ドーサ液は膠(にかわ)の薄い溶液に少量の明礬を溶かしたもので、白抜きするために用います。前もって波しぶきの上がる部分にド…
画仙紙 色紙 福島県は会津の磐梯山を水墨画で描きました。これまで東北の冬山を三山描きましたが、福島県の名山を描かないのは手落ちのように思えてきました。福島県には各地域にシンボル的な名峰があります。知名度ではやはり磐梯山でしょうか。小生の勝手…
画仙紙 色紙 東北を代表する山の一つ岩手山を水墨画で描きました。標高は2千mを越え「南部片富士」の名で知られる岩手県のシンボルとも言える名峰です。過去に、冬季に岩手山の近くを通る機会は何度かありました。しかし、綺麗に見えるような絶好の日はあ…
画仙紙 色紙 青森県津軽地方のシンボルとも言える岩木山を水墨画で描きました。色紙に風景画を描くことは殆どなく、しばらく前、モウズイカさんの画像をモチーフに鳥海山を描いて以来です。津軽地方も今冬はとりわけ雪が多いと聞きます。岩木山がくっきりと…
画仙紙 半切1/3 隣県の山形には各地に紅葉の名所がありますが、昨年の11月初めに10年ぶりくらいに訪ねたのが山寺。険しい岩山にお堂が散在し、松の木と広葉樹がマッチングして絵になります。正に山寺の名に相応しい。錦秋の秋はとりわけ見事な風景で…
画仙紙 半切1/3 松島には何度も足を運んでいますが、正直なところ水墨画では描きにくく、避けて通りたいと言うのが本音。とは言っても、松島は当県では最も知名度の高い観光地に違いありません。松島のシンボルと言えば、やはり五大堂なので、それをモチ…
画仙紙 半切1/3 過日、紅葉の秋保(あきう)大滝を訪ねました。やはり滝には紅葉が一段と映えます。秋保大滝は日本の滝百選の一つ。水量が多く豪快に水煙を上げて流れ落ちるのが魅力です。当地方はここ1ヵ月殆ど雨が降っていないためか、いつもよりは水…
画仙紙 全紙2/5 上高地には三度行っていますが、一番近いのが10年ほど前でしょうか。8月下旬だったと思います。抜けるような青空が広がり、何処までも見渡せるような好天でした。大正池から望む穂高連峰は素晴らしいの一言。奥穂高岳を主峰とし、3000m…
画仙紙 全紙2/5 7、8年前になるでしょうか。白川郷とともに世界遺産に登録されている五箇山を訪ねました。その時の合掌造り集落をモチーフに3年前に墨画会への出品作を描いたのですが、まだ記録せずにおりました。過日、白川郷の茅葺き屋根合掌造りの…
画仙紙 半切1/3 飛騨白川郷の合掌造りの風景を水墨画で描きました。過日、隣県の会津地方にささやかな旅。その際、大内宿を訪れました。白川郷も大内宿も茅葺き屋根の古民家が建ち並ぶ集落と言う共通点があります。大内宿の茅葺き屋根自体は昔の我が家の…
画仙紙 全紙1/3 初夏の蔵王連峰を水墨画で描きました。実は、これは以前、墨画会に出品するため描いたものですが、お蔵入りになった曰く付きです。この季節のものなので、敢えてここに記録することにしました。残雪を抱いた蔵王連峰。この場所は南蔵王を…
画仙紙 半切1/3 当地方、今冬は厳しい寒さでしたが、雪は例年の1/3でした。冬型の気圧配置が続くと日本海側は大雪になる一方、太平洋側は少雪になることが多い。当地方のおらが山と言えば蔵王です。冬の蔵王連峰を望む良い写真を撮りたいと思っていま…
画仙紙 半切1/3 凍み豆腐は当地方での言い方です。普通は凍り豆腐、西の方なら高野豆腐が一般的でしょうか。幼少の頃になりますが、我が家でも作っていました。我が家では竹で編んだ「わらだ」と呼ばれる道具に豆腐を広げて干していました。干し柿などと…
本画仙 色紙「梅に鶯」を水墨画で描きました。我が家には古木の梅があります。紅梅、白梅と並んで植えられています。老木ゆえ弱っていますが、毎年健気にも咲いて、楽しませてくれます。そして、今、鶯の鳴き声が盛んに聞こえます。初めのうちは少々たどたど…
本画仙 色紙牡蠣を水墨画で描きました。このたびは県北沿岸部の震災復興の地を訪ねました。その折り、南三陸町で美味しい牡蠣汁をいただいたので、殻付の生牡蠣を描いてみました。リアス式海岸の南三陸は大津波により甚大な被害を受けました。海から山が近く…
画仙紙 色紙「竹に雀」を水墨画で描きました。「竹に雀」は組み合わせの良い例えにも使われます。実はこれは年賀用に描いたもの。それで少しだけ色を入れています。墨彩画とすべきかもしれません。篠竹採りをしたばかりなので、ここに記録します。もっとも竹…
画仙紙 色紙冬の鳥海山を水墨画で描きました。白銀に輝く華麗な鳥海山。そして、一面の銀世界。富士をも凌駕するかと思わせる綺麗な円錐形の姿があまりに素晴らしいので、思わず筆を執ってみたくなりました。実物を見たわけではありません。よく楽しませてい…