里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

田植えの準備を進める



田植えに向けて準備を進めています。
我が家のような小規模生産者は田植えは一時で済みますが、準備の方にずっと時間を要します。
まずは元肥を散布し、ローリー耕耘をします。


天候を見ながら2週間ほど前に済ませました。


秋起こしの時にヒコバエが伸び過ぎ、土の反転が十分でなく少々苦労しました。
それでもコンバイン跡のわだちもいつもほどには酷くなく、急がずゆっくりと行いました。
次は代かきです。
今は大概一度で済ませてしまう方が多いのですが、我が家では2回に行うのが基本です。
まず田植えの1週間前くらいに1回目の代かきを行います。これが荒代かきです。


荒代かきはその名のとおり、一通り荒く代かきをすることで水を土に馴染ませることができます。
田んぼが自宅近くと言うこともありますが、一挙に済ますよりも作業を分散できるメリットもあります。


代かきは二度にした方がより均平がとれ、ゴミ浮きも少なく後の作業がしやすくなります。
荒代かきから数日おいたところで植え代かきを行います。


植え代かきは田植えの2、3日前に行う仕上げの代かきです。
田植えがしやすくなり、除草剤の効果も安定します。これで代かきの一連の作業は終了です。


但し、4月下旬から雨が少なく強風が吹く異常乾燥で水が行き渡るのに時間を要しました。一部は荒代かきに間をおかず植え代かきをした田んぼがあります。
代かきの後、田植えまで2、3日は水を調整しながら土を落ち着かせます。
田植機を準備します。


各所に注油しエンジンを始動。機械の動きも確認しました。


購入して10数年。馴染みの農機具店のセールスに乗って展示品を購入したものですが、エンジンの出力が悪すぎました。
歩行田植機よりスピードが遅いくらいながら価格からしてしょうがないことです。
もっとも田植え作業は正味2日もかかりません。更新はとても無理なので我慢し丁寧に使い続けます。
苗の生育は順調でやや伸びすぎ傾向。


田植えの準備はできました。