里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の稲刈りも無事終了しました

 
今年の我が家のイネは出穂期が7月28日、穂揃い期が7月30日と過去2年と全くの同日。
さらに成熟期も同じく9月5日頃。平年より2週間は早まりました。
何時刈り取っても良い状態になっていました。
 
尋常な猛暑ではなかったので経験則が働かないものの遠目には悪くなさそうに見えています。
しかし、高温障害への懸念は大きく穫って見ないことには分かりません。
 
当地方も9月第1週の週末から本格的な稲刈りが始まりました。
しかし、その後がいけません。連日の降雨です。
殆どは少雨でしたが、9月10日夜はかなりの降雨量になりました。
コンバインは一寸した雨にも弱い。イネが乾かなければ作業に支障を来します。
9月第2週はまともに作業が出来なかったのではないでしょうか。
予感どおり例によって秋雨前線です。大概天候には裏切られるのが常。
連続の雨でかなりなびいてきました。この辺りが一番倒れたところ。
 
穂が畦に着くくらいになっています。雨が続けば穂発芽の懸念があります。
 
酷い倒伏にはなっていないので刈り取りに支障を来すことはないと思いますが。
それでも、早く刈りたいというのが正直なところ。
かつてのように自己完結していた当時は自由に出来ました。
しかし、装備の更新は不可能で、今は刈り取り調製作業は委託しています。
頼んでいるのは懇意にしている農業法人。
当法人は当地方でも指折りの法人の一つ。ライスセンターは大小6機の乾燥機を装備しています。
 
前代表が小生と同年代で現代表が息子さん。ご家族とは長いお付き合いです。
事情はよくよく分かっているので我が家の田んぼは何時でもよいからと話しています。
それでも内心は早く願いたいというのが本音。ようやく昨日刈り取りしてもらえました。
コンバインのオペレーターは今年も当法人の前代表。未だほぼ100%を一人で刈っています。相変わらずそのテクニックは抜群。
コンバインは冷暖房完備のキャビン付き高速6条刈り。
 
メーカーの最上級クラスで驚くほど高額。田んぼを走るポルシェと言ったところ。
スピードが凄い。運搬や乾燥機への張り込みの方が追いつかないほどです。
 
毎年、小生も運搬の手伝いをしますが、我が家の田んぼなどたちまち終了。
休憩する時間も惜しい様子ながら何時も我が家で昼食を差し上げます。
刈り取りが終わった田んぼです。
 
中干しは不十分ながら盆後に日照りの状況になり田んぼは乾きました。
大分雨が降りましたが、一旦乾いたのでそれほど酷くはならなかったようです。
とにかく最重量の大型機械が10a分以上の籾が入ったまま動き回るのでキャタピラーのわだちが酷い。
昨年よりは悪いものの例年よりはましです。
田んぼにイネがなくなるとお祭りの後のよう。
 
これが何時もの寂寥感。
成熟は2週間進んでも、結局刈り取り時期は変わりませんでした。
とは言え、無事終わり安堵しました。