里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年は南天の実が豊富、難転に通ずるか



冬場の我が家の庭で愉しめるのは南天です。
元々は先人が植えたものですが、自然の実生から育った南天が方々にあります。
今年はとりわけ実が豊富に着いており、見応えがあるので記録に留めます。
ピーク時から見ると若干実が落ちているかもしれません。それでもたわわに成っています。
我が家の南天は3種。
最も多いのは断然に赤。


こちらは石垣にある赤南天。


石垣の間に敢えて植えるわけはないので自然の実生に間違いありません。


生命力の強さに驚かされます。実の数も頗る多い。
こちらは庭の中心辺りにある南天。


多数枝が立っています。


もともと我が家の赤南天は実の数が多いと感じていますが、とりわけ今年は多い。
そもそもが赤の南天は強く、繁殖力も旺盛なようです。
庭とは言えない所にも多数生えています。


山や畑にもいつの間にやら見かけるようになっています。

こんな所にも生えていたのかとよく気付かされます。


こちらは白南天。


白南天は数が少ない。
実の着き方も赤南天に比べるとずっと少ない。それでも今年は成っている方です。


白南天と言っても純白ではなく、厳密には薄いアイボリー色です。


赤南天より弱いのだと思います。自然に実生で増えることも少ないようです。
こちらは薄ピンクから橙色の南天。


遠目には白南天のように見えますが、明らかに違います。


白南天より枝は多く伸び、実の数も多い。


赤南天には及ばないものの白南天よりはっきりと勢いがあり丈夫です。
母はよく「ハラコナンテン」と呼んでいました。意味不明です。
やはり今年は実の数が多い。


白南天の実が少ない時にはこちらを赤と組み合わせて生けます。
雪雲が流れ込み、今朝は今季一番10㎝近い積雪となりました。「南天に雪」が撮れるかもしれません。
南天は難を転ずるという縁起物。度重なる天災、人災を早く転じてほしい。