
イチジクの枝を整理し摘芯しました。
植え付けて今年で12年目。品種は「蓬莱柿(ほうらいし)」です。

天敵カミキリムシにやられ、とうとう2本だけになってしまいました。
薬剤の注入などかなりやったのですが、防ぎきれません。
以前あった在来種が枯れたのもやはりカミキリムシのためでした。
昔からあった在来種のイチジクは、県の試験研究機関が「ブルンスウィック」という品種と明らかにしています。
「蓬莱柿」は小生がよく分らないままに寒さに強いと言う触れ込みで苗木を購入し植えたものです。
この品種は秋果専用種で、昔あった在来種より1ヵ月ほども遅い晩生種です。
これまで大半が未熟のまま終わってしまう年もありました。
これまで大半が未熟のまま終わってしまう年もありました。
寒冷な当地では11月上旬くらいまでが収穫できる限界で、今ごく小さい果実は多分穫れないと思います。
ただ、ここ2年ほどは気温が高く、着果した果実の殆どが穫れています。今年も同様の可能性はあります。
イチジクは女性陣の人気が高いので、残った2本だけでも何とか維持したいもの。
とにかく新しい枝はすごく伸び、手を伸ばしても届かないくらいになります。枝数も多い。
剪定時にもっと芽を絞ることも可能なのでしょうが、何しろ素人。自己流です。
ただ、自分なりの基準を作り、この時期に枝を整理し摘芯をすることにしています。こんな風に纏めました。
1、枝の数は25本くらいに整理。
2、実の着いていない下枝は根元から切り戻す。
3、樹勢が弱くなりすぎないよう全体の本数の範囲で実の着いていない枝も残す。
4、芯は植木剪定用の枝切り挟みで届く位置で芯止めする。
1、枝の数は25本くらいに整理。
2、実の着いていない下枝は根元から切り戻す。
3、樹勢が弱くなりすぎないよう全体の本数の範囲で実の着いていない枝も残す。
4、芯は植木剪定用の枝切り挟みで届く位置で芯止めする。
まずこのイチジク。

枝の数は40本以上。昨年まで樹勢が良すぎる傾向にありました。
しかし、今年は高く伸びているものの例年ほどではありません。日照りの影響か。樹勢が落ちているのか。
今年は例年より整理する量を抑えることにしました。
これが整理後。

整理した枝はこの程度。いつもよりはかなり少ない。

大分透けて光線が透りやすくなりました。

一目今年は果実の成りが良い。

この樹は樹勢が良すぎてあまり成りが良くなかったのですが、樹勢が落ち着いたと言うことか。

あるいはこちらもカミキリムシで樹勢が落ちている可能性もあります。
別のイチジク。

もともとこちらは旺盛すぎるほどではありませんでした。
これが整理後。

整理した枝はこの程度。こちらはさらに控えめにしました。

やはり果実の成りが例年より多いように見えます。

以前、枯れた樹はカミキリムシで樹勢が落ち、実はかえって着きやすくなっていました。
あるいは残ったこの2本も同様の傾向になっているのかもしれません。

2本になってしまったイチジクの枝の整理と摘芯が終わりました。

思った以上に成りが良く、気温も高い傾向が続くようなので熟期も早まるでしょうか。樹勢が気になるところです。