里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ナスは3本仕立てで簡易な誘引支柱



ナスは植付けて30数日。品種は渡辺採種場の中長なす「くろべえ」。
植え付け時の苗は幼く蕾が見えるのは1/3ほどでした。
2週間ほどで不織布を外し支柱に誘引しました。下位のわき芽はその時に一度掻いています。
当時は樹勢はまだ弱い状態でしたが、順調に樹勢が付きわき芽も伸びてきました。


1番果は成り行きに任せていましたが、自然に留まっています。


樹勢を確保するため1番果は大きくせず小ナスの状態で穫ってしまいます。
これはちょっと大きめでした。


実際には食しているのですが、収穫にはカウントしていません。
ここでわき芽の整理をします。仕立て方はごく一般的な3本仕立て。
下位のわき芽を一度整理しているので数は少なくなっています。
主枝と1番花直下のわき芽2本を残し、その下のわき芽は全て搔きます。


3本仕立てに整理しました。早いものは2番花が花収まりです。


最も進度の遅い株。同様に3本仕立てに整理しました。


株によってバラつきがありますが、苗の時点からなのでやむを得ません。
次に誘引用の支柱を立てます。資材は全て老朽化したパイプハウスを解体した時の廃材です。
かつて仕立て方や誘引法をいくつか試行した結果、この方法が最も簡易でやりやすいと判断しました。
畝の中央に植えられているナスの両側に適当な間隔でパイプ支柱を立てます。
支柱は上の方が少し広くなるように打ち込みます。


近年、枝が高く伸びる傾向にあるため昨年から支柱を少し長めのものに替えています。
この縦のパイプ支柱に、直管パイプを横にフックバンドで止めていきます。


このようにフックバンドは完全に止めないでおきます。この状態で、横パイプは最後まで問題なく維持されています。


枝が伸びるのに合わせ、フックバンドのところで横パイプを下から軽く叩き徐々に上げていきます。
枝はパイプに密着すると、誘引止めしなくても動かず垂れ下がりません。
それでもより伸びた場合は最終盤に一部を誘引止めしています。


これで3本仕立てのわき芽整理と簡易な誘引支柱の立て方は完了しました。


今月中には2番果が穫れ始めるのでそうなれば本格的な収穫です。